ピックアッププレーヤー ハンドボール男子 大分雄城台のダブルエース二宮多輝(2年)の覚悟 【大分県】
2025/03/13
- 春の全国大会
身長167cmとハンドボール選手としては決して大柄ではないが、その分、スピードと瞬発力が光る。相手守備のわずかな隙間を見極め、鋭いカットインで抜き去る。そして、跳躍力を生かしたディスタンスシュート(ロングシュート)で、相手ゴールを射抜く。二宮は「スピードと判断力を武器にした点取り屋」だ。
全国選抜に向けて、九州の強豪校との練習試合を重ねたことでチームの完成度は着実に高まっている。「これまで調子に波があり、点差を一気に広げられることもあったが最近は安定してきた」と二宮は語る。守備では二つの陣形を使い分け、粘り強いディフェンスを展開。加えて、速攻からの得点も増え、攻守にわたるバランスが向上している。
しかし、課題もある。体格に優れる相手との戦いにおいて、守備陣は善戦しているものの、得点力にはさらなる向上が求められる。相手の厳しいマークがキャプテン市川に集中する中、二宮がどれだけ得点を奪えるかが、勝敗を左右する重要なポイントとなる。
二宮は「全国大会では、フローターとしてたくさん点を取ってチームに貢献したい。目標は1試合7、8点」と意気込む。試合の流れが良いときは、視野が広くなり、冷静にプレーできるという。「ディフェンスが鍛えられているチームなので、守備からリズムをつくり、速攻で得点につなげたい」と展望を語った。どんな場面でも諦めず、最後まで戦い抜く姿勢こそが持ち味。全国の舞台で自分の力を発揮し、チームを勝利に導く覚悟だ。
「守備からリズムをつくり、速攻で得点につなげたい」と語った
(柚野真也)